砂の城

砂のお城が崩れてしまう前に 愛しきさよならを

扉の向こうに光る空はあるの

 

※個人的解釈含みます 厨二病的思考です

 

 

 

 

KinKi Kidsさんの名曲ですね。

1997年発売のセカンドシングル。

 

ちなみにKinKi主演作の(今のところ)最後の作品、ぼくらの勇気未満都市の主題歌でした。

今ではいろんな権利上の問題が絡んでDVD化できないと言われている作品ですけど、いい作品なんですよ。

 

 

確か今は嵐の松本潤さん、相葉雅紀さんも出てたように記憶してます。

 

松本さんがちっちゃい犬をいつも連れてる役で、連れてる松本さんも可愛かったこと可愛かったこと(←)

 

 

 

 

と、その事はさておき。

 

この曲、本当にいい曲なんです。

KinKiさんの曲は名曲揃いなんですけど、個人的にシングルの中で一二を争う名曲なんです。

 

 

なぜかって、当時のKinKiさん特有の不安定な少年感がこの曲に一番出てると私は思うんですよ。

今にも壊れてしまいそうな、でもぎりぎりの部分で壊れないでいる。

まさに硝子の少年な部分が一番表れてる曲だと思ってます。

 

そんなことを特に感じたフレーズをあげますと。

 

 

『ギリギリのオトナたちが
積み重ねてるすべてのもの
壊さなきゃ新しい明日は来ない』

 

 

 

 

これ、好きな作品のセリフである

 

「あの頃、心は何だってできた」

 

 

をまさに表しているフレーズなんです。

 

 

 

大人ち反抗したい時期、でも自分は何も出来ないってことを知ってる。

だけどこの頃の子達って心の中だけなら何でもできるんです。

 

秘密基地だって、宇宙船だって、つくれるって。何だってできるってどこか信じてる。

 

そして大人になりたくないと、でも早く大人になりたいと。

そう切望しながら毎日を生きてる。

 

 

 

でも、憧れてあんなに嫌っていたはずの大人になった時自分に訪れたのはどうしようもない絶望。

 

結局何も一人じゃできない。

お金が無いと暮らせないし、勉強してるだけでいい世界じゃないって知るんですよ。

 

知っているつもりだったのに、改めて目の前に提示された時。

彼らは本当に大人になるんですよ。

 

…たぶん。

 

 

 

そうして、話を戻しますと大人と子供の狭間である曲をKinKiさんで探してみるとこの曲がぴったりなんです。

 

 

なんだってできるって信じてる、まだ本当の絶望を知らない少年たちのうた。

 

 

自分は何であるべきなのか、何になればいいのわからなくてさまよって。

 

 

 

 

それが一番表れてるフレーズが、きっと愛されるより愛したいを一番表してるフレーズが。

 

 

 

『扉の向こうに光る空はあるの』

 

 

 

 

ここは歌番組などで歌われると未だに鳥肌がぶわっと立ちます。

 

そんな素晴らしい曲。大好きな曲。

 

 

 

 

 

ただこの意見は曲だけを通して考えたものなので、主題歌となっている未満都市の内容を見てからまた見ると全然違いますよ。

 

それだけは一応追記。

 

 

 

 

 

 

愛されるより愛したい / 1997 KinKi Kids

 

『ぼくらの勇気未満都市』 (日テレ系)主題歌

 

 追記 2016/09/11